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環境技術交流事業

 本事業は、第1回知事交流会議(1992年)での合意に基づき、1993年度から推進しているもので、日韓両地域が一体となって連携協力し、これまで環境技術交流会議の開催、酸性雨共同調査研究、河川水質生物検定共同調査、環境技術職員の交流などに取り組み、広域的かつ多様な環境保全技術、公害防止等に関する共同事業を展開しています。

※問合せ先 福岡県環境部環境政策課(TEL:092-643-3352)

事業内容

○日韓8県市道環境シンポジウム(2010〜2011年度)

 日韓海峡沿岸両地域の住民の方々へ共同事業の周知と理解を図るとともに、環境課題解決に向けた行動促進を図ることを目的として、2010年度は長崎県、2011年度は済州特別自治道で環境シンポジウムを開催しました。
 このシンポジウムには、日韓8県市道の行政・研究機関等が一堂に集い、地球温暖化や廃棄物などの環境分野に係る行政施策や調査・研究等についての発表や意見交換を行いました。

2010環境シンポジウム(長崎県)
2010環境シンポジウム
(長崎県)
2011環境シンポジウム(済州特別自治道)
2011環境シンポジウム
(済州特別自治道)
日韓8県市道の環境課題解決に向けた取組み紹介するをパネル展示
日韓8県市道の環境課題解決に向けた
取組みを紹介するパネル展示
 

○黄砂現象時の大気汚染物質特性及び分布調査について(2008〜2009年度)

 黄砂現象は、近年、その頻度と被害が甚大化しており、モンゴル、中国、韓国、日本等で、その影響等に対する関心が高まっています。黄砂は、植物や交通機関に影響を与える外、呼吸器疾患等の健康影響等の可能性が指摘されていますが、飛来した黄砂の実体については必ずしも解明されていません。このため、日韓海峡を挟んだ両地域において採取した黄砂の成分分析等行い、その物理的・化学的な性質の解明に努めるとともに、気象条件との関連、地形的要因を解析して、広域的な分布特性を把握し、今後の対策のための基礎資料を収集しました。

○オキシダント(オゾン)広域濃度分布特性調査(2006〜2007年度)

 オキシダント(オゾン)は、日韓双方において全国的に濃度が上昇傾向にあり、九州各地でオキシダント注意報が発令されるなど、対策が緊急の課題となっています。このため、日韓海峡を挟んだ両地域において、気象条件との関連、地形的要因を解析し、広域的な分布特性を把握することにより、オキシダント(オゾン)濃度上昇の要因を解析し、今後の対策のための基礎資料を収集しました。

○海の環境美化キャンペーン(2003〜2005年度)

 私たちを取りまく海は、漁業や海洋レクリエーションなど多くの恩恵をもたらしており、両国は、海峡を挟んで、お互いのパートナーシップにより共通課題等について理解するとともに、生活や文化などさまざまな分野で交流を深めてきました。

 この海は、両国沿岸住民共通の貴重な財産であり、美しい「私たちの海」を次世代へと引き継いでいく必要があります。

 そのため、「私たちの海」を守る意識の高揚と共通認識を深めるために、日韓海峡沿岸8県市道の自治体が連携して、6月5日の「世界環境デー」を中心とする概ね1か月間、「海の環境美化キャンペーン」を3年間実施いたしました。

○集水域の地質・植生が異なる河川水調査(2004〜2005年度)

 河川や湖沼の閉鎖性水域の水質汚濁や富栄養化、酸性化等の問題については、河川等の流域における山林域からの汚濁物質の流出が原因の一つとされています。このため、地質・植生が異なる集水域において、地質・植生などの自然系の要因が河川水へ与える影響について、化学的酸素要求量、栄養塩類、各種イオン類等を調査し、今後の対策のための基礎資料を収集しました。この調査報告書は2006年12月に公表しましたので、調査結果については事務局にお問い合わせください。

○日韓都市間大気汚染度比較評価(2002〜2003年度)

 交通量の増大等に伴う局地的な大気汚染により、視程障害現象が時々発生しています。その要因の解明のため、日韓共同で都市における視程障害に関与する要因としての気象や大気汚染物質などを調査し、今後の対策のための基礎資料を収集しました。この調査報告書は2005年4月に公表しましたので、調査結果については事務局にお問い合わせください。

○陸水及びその集水域の窒素流動調査(2000〜2001年度)

 近年、農業における過剰な窒素施肥により、硝酸性窒素による地下水汚染や湖沼の富栄養化が懸念されています。これを受け、環境保全に配慮した施肥対策を検討するため、日韓共同で集水域の窒素負荷量などを調査し、窒素流動の削減・制御を行う上の基礎資料を収集しました。この調査報告書は2003年1月に公表しましたので、調査結果については事務局にお問い合わせください。

○河川水質生物検定共同調査(1998〜1999年度)

 国境を越えた共通性の高い河川水 質評価手法の確立を目的に、日韓共同で河川水質の生物学的評価による調査研究を実施し、2000年12月に報告書を公表しました。調査結果については事務局にお問い合わせください。

○酸性雨共同調査(1995〜1996年度)

 酸性雨が国境を越えた広域的な現象であることから、日韓双方で酸性雨の実態把握を目的に、韓国南岸及び九州北部地域で共同調査を実施し、1998年7月に報告書を公表しました。調査結果については事務局にお問い合わせください。